恵、造園学会で発表(5月)

造園学会の全国大会は京都大学でした。前年9月に提出してあった研究論文「大規模都市公園の指定管理者制度運用における業務評価と上限額の設定に関する研究」が、査読(論文審査の通過)を得て研究論文集に掲載されたので、発表しました。 

サラリーマン生活の終盤、「私がやってる仕事は、なんかおかしいぞ」と思ってました。そもそも、指定管理者の募集者である富山県は、自分たちが発注した業務、つまり私がやってきた仕事、が、投資に見合うものかどうかを、きちんと客観的に評価できているのか、という疑問が日に日に大きくなっていっていました。

発表した研究論文はこちら

この論文は、学位申請論文の一部分を成していたのですが、学位申請前に学会提出できていませんでした。普通、学位がもらえたら、未提出論文は出さないのだそうです。

理由は簡単。学位を取ったのに、その根拠論文が通らなかったら格好悪いし、学位の信憑性も疑われる? でも、私にとっては、この論文の審査通過は、実は、学位より大切でした。

この研究は、大学院進学のきっかけとなった「疑問の火種」であり、ここまで研究を続けてくることができた「エネルギーの種火」でもありました。この論文は、これまでの私の成果の証であり、これからの私の支えにもなるものです。

構想と準備に2年、調査に1年、解析と論文構成に2年で足掛け6年。きっかけとなった疑問は、富山県の都市公園行政に対する抗いようにない不信感でした。その不信感が間違いではなかったことが証明されたのです。

この論文が通って、本当によかった・・・。

これからは、更に一歩進めて、関係者が「前に倣え」で進めている“パークマネジメント”に対する同様の疑問について取り組みます。大学から、客員研究員には研究活動費の割り当てがないため、公的な支援機関に助成金を申請し、採否通知を待っているところです。